2026年10月1日(木)に、日本郵便の「クリックポスト」「ゆうパケット」「ゆうパック」の料金が改定されます。フリマの出品者やネットショップの運営者にとっては、発送コストに直接かかわる変更です。
この記事では、日本郵便の発表と報道で確認できた範囲の新旧料金と、変わる条件をまとめました(確認日:2026年9月26日)。確認できなかった数字は載せていません。
結論:値上げされるのは3つ。いちばん変化が大きいのはクリックポスト
- クリックポストは185円から240円へ(+55円、約30%増)。重さの上限は1kgから2kgに広がり、差し出しは原則ポスト投函になります。
- ゆうパケットは、厚さ区分がなくなり一律360円になります。厚さ1cm以内の荷物は250円から360円で、+110円です。
- ゆうパックは、基本運賃が平均で約10%の値上げです。荷物のサイズと距離によって、2%から40%まで幅があります。
フリマアプリの専用配送(らくらくメルカリ便など)は、2026年9月26日時点で、改定の公式発表を確認できていません。詳しくは後半で説明します。
改定の全体像(一覧)
| サービス | 改定前 | 10月1日から | 主な変更 |
|---|---|---|---|
| クリックポスト | 185円 | 240円 | 上限2kg、原則ポスト投函 |
| ゆうパケット | 250円/310円/360円(厚さ1cm/2cm/3cm) | 一律360円 | 厚さの区分を廃止 |
| ゆうパック | 基本運賃 | 平均約10%増 | サイズ・距離で2〜40% |
出典:日本郵便「ゆうパックおよびゆうパケットの基本運賃などの改定」(2026年7月3日発表)、日本郵便「2026年10月1日(木)以降のクリックポストの差出方法について」(2026年8月21日発表)、クリックポスト公式サイト、報道(日本経済新聞、PC Watch、カーゴニュース)。ゆうパケット・ゆうパックの新旧の数字は、公式発表を伝える報道で確認しました。
クリックポストの改定(185円から240円)
| 項目 | いま | 10月1日から |
|---|---|---|
| 運賃(税込) | 185円 | 240円 |
| 重さ | 1kgまで | 2kgまで |
| 大きさ | 厚さ3cm以内など | 3辺合計60cm以内・長辺34cm以内で、ポストに入るもの |
| 差し出し方 | ポスト投函・窓口 | 原則ポスト投函 |
- 旧運賃で使える期限:クリックポスト公式サイトでは、2026年9月30日(水)23:30(予定)までに支払いが完了した取引は、旧運賃で利用できるとされています。
- サイトの一時停止:9月30日23:30から10月1日6:00までは、クリックポストのサイトが使えなくなる予定です。
- 窓口の扱い:日本郵便の発表では、ポストが満杯・故障している場合などは、郵便局の窓口で差し出せます。ただし、窓口で預かれるのは、厚さ3cm以下のものに限ります。
大きさの条件(3辺合計60cm・長辺34cm)は、解説記事で確認した内容です。実際に使う前に、クリックポストの公式サイトで、最新の条件を確認してください。
ゆうパケットの改定(一律360円)
| 厚さ | いま | 10月1日から | 差額 |
|---|---|---|---|
| 1cm以内 | 250円 | 360円 | +110円 |
| 2cm以内 | 310円 | 360円 | +50円 |
| 3cm以内 | 360円 | 360円 | 据え置き |
薄い荷物ほど、値上がり幅が大きくなります。ゆうパケットは、契約して使うサービスの料金です。個人がフリマで使うゆうパケット系の配送(ゆうパケットポストなど)は、各フリマが料金を決めています。
ゆうパックの改定(平均約10%)
ゆうパックの基本運賃は、平均で約10%上がります。値上げの理由は、人件費や燃料費、物価の上昇によるコストの増加と説明されています。改定率は、荷物のサイズと距離によって、最小約2%から最大約40%までの幅があります。
東京発の例(60・100・140サイズ)
| 届け先 | 60サイズ | 100サイズ | 140サイズ |
|---|---|---|---|
| 東京都内 | 820→840円 | 1,450→1,480円 | 2,120→2,160円 |
| 関東など | 880→970円 | 1,500→1,650円 | 2,170→2,600円 |
「関東など」は、関東近隣あての運賃です。複数の解説記事で数字が一致した行だけを載せています。近畿・北海道・九州・沖縄あてなど、ほかの地域は、日本郵便の運賃表で確認してください。
東京から大阪までの例
| サイズ | いま | 10月1日から | 差額 |
|---|---|---|---|
| 60サイズ | 990円 | 1,090円 | +100円 |
| 120サイズ | 1,940円 | 2,130円 | +190円 |
| 170サイズ | 3,750円 | 4,500円 | +750円 |
大きい荷物ほど、値上がりが大きくなっています。170サイズは、最大で20%の値上げです。重量ゆうパック、ゴルフ・スキー・空港ゆうパックなども、改定の対象とされています。
値上がりの影響(計算の例)
- クリックポストで、1か月に100件発送している場合:185円から240円で、月に5,500円(+55円×100件)の負担増です。
- 厚さ1cm以内の荷物をゆうパケットで月に100件送る場合:250円から360円で、月に11,000円(+110円×100件)です。
- 東京から関東近隣に、100サイズのゆうパックを1件送る場合:1,500円から1,650円で、+150円です。
上の金額は、記事内の新旧料金から計算した目安です。実際の運賃は、荷物のサイズ・届け先・割引の有無で変わります。
フリマの専用配送は値上がりする?
メルカリ、ラクマ、Yahoo!フリマの専用配送(らくらくメルカリ便、ゆうゆうメルカリ便、かんたんラクマパック、おてがる配送など)の料金は、各社が決めています。
当サイトが確認した範囲(9月24日と9月26日)では、日本郵便の改定に合わせた各社の料金変更の公式発表は見つかっていません。9月上旬の解説記事でも、ゆうゆうメルカリ便の値上げは発表されていないと伝えられていました。
ただし、今後、各社が改定を発表する可能性はあります。出品前に、各アプリの公式ヘルプで、その時点の送料を確認してください。
送り方を見直すときの考え方
- 荷物のサイズと重さを、梱包後に測り直す。料金は、梱包後の大きさと重さで決まります。
- クリックポストが、2kgまで送れるようになる点を確かめる。これまで宅配便だった小さめの荷物が、クリックポストで送れる場合があります(3辺合計60cm以内・長辺34cm以内、ポストに入ること)。
- 料金以外の条件も比べる。追跡や補償の有無、出しに行く場所(ポストか窓口か)、差し出せる時間が、サービスによって違います。
- ゆうパケットを使う人は、薄い荷物ほど値上がりが大きい点に注意する。
サイズと重さを入力すると、フリマ各社と個人間の送料を比べられる無料ツール「発送ものさし」も用意しています。10月の改定を反映した新旧の表は、郵便料金改定まとめ(発送ものさし)にもあります。
よくある質問
9月中に出せば、旧運賃で送れますか?
クリックポストは、2026年9月30日23:30(予定)までに支払いが完了した取引が、旧運賃です。発送日ではなく、支払いの完了が基準とされています。ゆうパック・ゆうパケットの、10月1日をまたぐ取り扱いの詳細は、日本郵便の公式発表で確認してください。
クリックポストは、郵便局の窓口で出せなくなりますか?
原則はポスト投函になります。ポストが満杯・故障している場合などは、窓口で差し出せます。ただし、窓口で預かれるのは、厚さ3cm以下のものに限られます。
ゆうパックの値上げは、全国一斉ですか?
2026年10月1日から、基本運賃が改定されます。改定率は、サイズと距離によって、約2%から約40%まで幅があります。
まとめ
- 2026年10月1日から、クリックポスト(240円)、ゆうパケット(一律360円)、ゆうパック(平均約10%増)が改定されます。
- クリックポストは、旧運賃を使えるのが2026年9月30日23:30(予定)までに支払いを完了した取引までです。
- フリマの専用配送は、9月26日時点で、公式の改定発表を確認できていません。出品前に、各アプリで確認してください。
- 送り方は、梱包後のサイズと重さを測ってから、料金・追跡・出しに行く場所を比べて決めます。
確認日:2026年9月26日。出典:日本郵便(2026年7月3日、2026年8月21日発表)、クリックポスト公式サイト、日本経済新聞、PC Watch、カーゴニュース、ほか複数の解説記事。料金は変更されることがあります。ご利用前に、日本郵便の公式情報をご確認ください。本記事は、日本郵便および各フリマ・配送会社とは無関係の個人運営サイトによる情報整理です。


